ブレーキ工房 K-CRAFT

オリジナルブレーキキット・オーバーホール

*

パウダーコーティング・R34GT-Rリアメンバー、アッパーリンク

   

こんばんは、店長の林です。
年の瀬がまじかの祭日、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、久しぶりの作業ブログは、パウダーコーティングからご紹介させていただきます。

宅配便で到着したR34GT-Rのリアメンバーです。

とにかく油脂分や土等がついておりますので、脱脂以前に洗浄からスタートすることにしました。

寒風が、吹き付ける外での作業ですが、K-クラの洗車用のホースからは、なんと!

お湯が出ます。

水温を75℃にセットして、専用の中性洗剤を使用して、高圧洗浄します。
手の入らない隅々まで、別府温泉顔負けの湯気をたてながら、楽しく洗ってますよ。

うわっ、顔に跳ね返ってきた~!  あ~楽しい!  おもろ~!   笑♪

寒風の中、何事も気の持ち様です。ハイ。

最後は、しっかり洗剤分を落として終了。

エアブロー後、ソルベントで脱脂後→180℃の乾燥庫で、油脂分を揮発させて、冷やしてマスキングします。

錆の発生している部分をディスクグラインダーで、削っているところを自撮りしようと試みましたが、
さすがに無理でした。

年末ですので、危険なことは避けて、まだまだ途中ですが、割り切って写してみました。

エアブロー
  ↓
防錆コート吹き付け
  ↓
耐熱ハイパープライマー

130℃の温度で、30分程度熱を入れてます。

その後、熱いまま取り出し、本体に電極をつなぎ、シルバー色のパウダーを吹き付けます。

画像のように本体の隅々まで、パウダー(粉) が引っ付いていきます。

190℃まで温度を上げた乾燥庫に火傷をしないよう細心の注意をして吊るします。

5分程過ぎると、画像のように溶けて塗装らしくなってきました。
薄い鉄板とは違い、質量が大きい物体ですので、このまま1時間程度長めに焼きます。

焼き付け乾燥後、マスキングを外して、完成です。

アッパーリンクもまるで、nis〇〇製みたいな仕上がりです。

この度も、オーダーいただきまして、まことにありがとうございました。
今後ともよろしくお付き合いくださいませ。

それでは、本日は、この辺で。

 - STAFF BLOG