ベレットGTRウッドシフトノブのレストア
おはようございます。店長の林です。
今日は、日頃ご紹介していない、趣味のレストアのご紹介です。
以前より気になって仕方なかったベレットのこのシフトノブ・・
シフトパターンが消えて、表面ボコボコです。
早くレストアしたかったのですが、優先順位からすると104番目くらいでしたので、ホンマかいな?
夕方に手が空いたので、急遽開始することにしましたよ。
まずは、古い塗膜をサンドペーパーにて剥がそうとしましたが、持ちにくいわ、遅いわで・・断念。
ボール盤のチャックに挟めるように、ボルトの頭を丸くベルトサンダーで削りました。
ようやく挟めましたが、おもくそ芯ブレしてます。ベルトサンダーで雑に削った代物ですから。
とにかく時間が、勝負なのでそうも言っておれません。
わずか一分程で、キレイになりましたよ。
その後、手作業で番手を変えながら、表面を仕上げて速乾性のパーツクリナー+エアブローでひとまず
スタートラインに立てました。
パソコンで、シフトパターンと入力、画像をクリックすると出てくる出てくる。
敵当な物を取り込み、画像加工で、ベレットのシフトパターンに合わせて作っていきます。
出来たシフトパターンをステカに取り組み、さらに修正していきます。
完成したら、いろいろなサイズの物をカッテイングして、現物にベストな大きさを探っていきます。
おっとっと、ナルディのハンドルに合わせた、色があるかな?
乾燥に時間もかかるし・・
倉庫をごそごそ探すと、出てきました残り物の数々。
オーク、ケヤキ、マホガニー等 色合わせをしたところ、ケヤキが一番近いような?
再度切り出した、シフトパターンを宛がってみます。
ええ感じやないですか~。
確認後、ステインを低温にて強制乾燥しました。
早よ乾かへんかな~。
乾燥→冷却→プライマーと続きますが・・
ウッドですから、木の木目から空気が出てきて、クリアにブツブツと気泡が発生することが、予想されます。
対処方としまして、プライマーを霧状に吹きエアブロー乾燥→プライマー霧状→エアブローを繰り返して、気泡が出てこないように封じ込める方法を取り、短時間でカッテイングシートを貼りつけられるであろう?
さて、これからは、硬質ウレタンクリアを垂れないように、時間を置きながら何度も吹いていきました。
コッテリ、ツルぴか、ラブ注入。
一晩、自然乾燥させてから、4時間程度70℃で乾燥庫に入れたあと、カッティングシートの段差を取ってツルぴかにするために、手のひらの感触を頼りにサンドペーパーで、更に磨いていきます。
ドンドン番手を変えて、320番→1500番で、まったく段差を感じられないようになりました。
最後は、バフ付きのスポンジに微粒子コンパウンドをつけて、磨き上げます。
シフトパターンが、きちんと真っすぐに向くように、下部ナットにて調整し、きちっと締め上げて完成しました。
ステアリングの色とも、マッチしており、余計なシフトダウン、アップが、増えてしまいそうですね。
春が来るのを心待ちにしながら、こうゆう小さなことをコツコツ直していくのも、冬の楽しみですね。
それでは、本日は、この辺で。